じわじわ殺されない講義14 厄介な微生物との付き合い方

「とにかく殲滅する」「殺菌する」この考え方をしている限りは進歩がありません。
つまり敵対者を皆殺しにする西欧思想ではないのです。

その代表的な現象面が【水虫】に対するアプローチです。

一般的に言われていることは、消毒石鹸や逆性石鹸で足を洗って薬を患部に何回も塗ることです。面白いことに仮に一時的に治ったように見えても必ずと言って良いほど再発します。

逆に石鹸で洗わず、田んぼや畑や砂浜を裸足で歩くことを日常生活に取り入れると嘘のように治ったりします。(既にそうやって癒やした方がこの勉強会のメンバーにもいますね)

 

歯周病(歯槽膿漏など)口腔内の不具合に関しても同じことが言えます。

世間一般では、リステリンやモンダミンなどの消毒系洗浄液で口をすすぎ、歯磨きをしますが、歯周病は治りません。これも何度も再発します。
ところが、本来の食性にあった食事をすると、歯磨きをせずとも歯周病にもなりませんし虫歯にもなりません。軽度の虫歯程度ならば再石灰化によって勝手に治ってしまう(つまり溶けたエナメル質が再生する)ことが報告されています。
本来の食性にあったものを食べると、口腔内が唾液の作用で弱アルカリに保たれるからだと考えられています。

 

水虫と歯周病を例にとりましたが、共通するのは真菌類の過多増殖です。
ビデオ内で解説していますが、真菌類は酵母のような状態と菌糸を出している状態があります。菌糸体となる条件が整うと爆発的に増殖します。増殖を始めるとバイオフィルムというバリアーを作ります。バイオフィルムを作ると対消毒性も高まり、対薬性も高まります。不用意に真菌薬を使うとスーパー耐性真菌が誕生して厄介なことになってしまいます。

 

口腔内や足などでは、まだそれらの経過観察ができますから良いのですが、これが体内で起きるとどうでしょうか?
真菌類の恐ろしさはここにあります。腸壁を荒らしてリーキーガット状態になると、他の未消化物と同じように真菌が血液に乗って全身を巡ることになります。それでも解毒臓器が健全であれば良いのですが、真菌が増殖する諸条件が整う状況というのは、間違いなく解毒臓器の機能低下が起きています。すると真菌が作り出す様々な毒素が慢性的に身体機能の各所を痛めて行くことになりますね。こう考えると腫瘍から真菌が発見されるというのは頷けます。
皆さんのイメージでは腫瘍の色は黒ではないかと思うのですが、大概の腫瘍の色は白いと言われます。あるお医者さんが腫瘍の色が白いことに疑問を持ち、発見したと言われていますが、この辺の経緯に関しては定かでない部分もあります。

 

また、真菌が作り出す毒素でアセトアルデヒドという物質は筋肉を緊張させますから、頭痛や肩こりなどの原因にもなっています。
アセトアルデヒドは宿酔い経験者は知ってる物質ですよね?吐き気はするし頭は痛いし(笑)同じ状態を真菌さんが作ってくれる場合があります。
にわかには信じられないかもしれませんが。

肩こりや頭痛で困っている人の中には、安易に痛み止めを常用している方がいます。世の中には沢山いますよね?常にバッグの中に入れている人もいます。
【バファリン】【ロキソニン】【ボルタレン】【セデス】この辺が売れ筋のようですね。自己判断で簡単に買えますからね。

ところがこれらの鎮痛剤は真菌には作用しませんし、一時的に神経をバグらせるだけですから、治ったと思うのは錯覚ですし、それらの薬は余計に筋肉を固くします。

故に何度も何度も酷い肩こりや頭痛を繰り返すのです。
痛み止めを常用すると筋肉や腱にカルシウム沈着が起きて石灰化します。

頭痛や肩こりの【痛み】そのものは筋肉の硬直による血管と神経の圧迫によって起こります。

※骨がずれてるから痛いのだと変なことを言うお医者さんや柔道整復師がいますが、骨や軟骨ではなく筋肉の緊張です。筋肉の緊張の為に骨がずれるとか、関節が圧迫されるのが正解で、原因と結果が逆になることを言う人に注意してください。椎間板ヘルニアなどがその例ですが、筋肉の萎縮と硬直があるから椎間板に圧力がかかるのです。

痛む箇所に原因がある訳ではなく、全く違うところに真の原因がある可能性は常に考えなきゃなりません。
真菌の増殖によっても真菌の吐き出す毒素によって筋肉の硬直が起き、痛みが出ることがありますから、知識として覚えておいて損はありません。
痛み止めという薬を常用することが如何に危険かが理解できたと思います。

 

こうやって書くと【真菌≒悪いもの】と思いがちですが、人類と真菌は共存しています。発酵という文化がそれに当たります。
殆どの発酵は酵母状の菌の作用によるものです。ところが温度管理や湿度管理がうまくいかないと他の菌類の増殖で腐敗してしまいます。その際は菌糸状の繁殖が目視できると思います。
中には菌糸状の作用による発酵ものも存在します。ブルーチーズなどがそうですね?
そう考えると、元々我々の身体に付いている真菌類にもきっと何かあるのでしょう。そこで真菌による不具合を癒やす為には微生物群のバランスが大事だと気がつくと思います。

 

水虫を患っている方は、聞いたことがあると思いますが、【酢の中に足を浸す】という民間療法が古くからあります。
それを鵜呑みにしてスーパーで酢を買って来て実行するとどうなるでしょうか?スーパーで買うときには『どうせ水虫用だから安いので良いや』と思うはずです。

ほぼ間違いなく悪化します(笑)

そうやって買い求めた酢には他の有用菌は生きていませんからね。ただ酸で消毒するだけになるわけです。
この民間療法の肝は“生きた酢を使う”ことです。他の菌の力を借りてバランスを取り戻すと良いのです。やり方はビデオ内で紹介しています。

 

どんな病気でもそうですが、お医者さんに相談すると、それなりに検査をしてくれて、それなりの疾病名が付き、それなりの対処薬による治療が勧められます。
大概の人はそのまま『はい、分かりました』と言います。お医者さんに質問したり、他の選択肢を聞く人はいませんし、本当の根っこの原因を考えながら聴く人は皆無に等しいでしょう。
慢性病が増えるのはお医者さんのせいではなく、考えていない患者のせいですよ(笑)
自分で病気になっておいて、お医者さんに「不具合箇所をなんとかしてくれ」と言うのは患者ですからね。
国民皆保険制度の弊害の一つですが、自らに原因を求めて考えたり生活を改めるという、当たり前すぎることができないのです。国民総クレクレ君状態です。

 

自らが凄い貧乏をしながらも生活指導をする面白いお医者さんもいます。生活指導では医療点数付きませんから、保険制度からはお金が貰えないんですよ(笑)かと言って自由診療だけにすると誰も受診しないでしょ?
それでも大概は何処の都道府県にもそういう変わった先生がいます。世間話から患者の生活を読み解いて指導するお医者さん。「薬では治せない」とハッキリ言ってしまうお医者さん。貴方の地域で変人と呼ばれている貧乏なお医者さんはいませんか?

国民皆保険の制度というのは疾病名と治療方法がセットなんです。そうすると食事指導や生活指導をしていると全くボランティアになってしまうわけです。
クレクレ君は『先生、よく効く注射してクレ』とか『先生もっと強い薬を出してクレ』というのです。そういう人ほど声が大きくて『○○医院はヤブだよ。薬出してくれないから。あそこは治らないね』と周囲に吹聴します。
社会全体がバグっているとしか思えません。

 

余談になりますが、NHKの番組で若い研修医が教授と出演し、症状観察から疾病名を付ける番組があります。症状をドラマ仕立てで紹介するわけですが、通常の問診とはかけ離れた演出がされていてびっくりしました。確かドクターGとかいう名前だったと思います。(YouTubeで探せると思います)

あれを見ると普通の人は【おお!なるほど】となるかも知れません。

でも、よく見ると完全なやらせ番組であることが解ります(笑)ちょっとしたコツを伝授しますね。
出演している教授の経歴を調べるんです。そして所属する学会のどのポストにいるのか?どこからお金が出て何を研究をしているのか?それをネットで検索するんです。
経歴とお金の流れを見ると「ああ、だからこの症例に合うようなショートドラマの構成になってるんだなあ」調べるとニヤニヤします。NHKは決して公共性があるわけではないですし、そこには迂回したお金の流れと、利権を作り上げる構図があります。

 

 

 

どうですか?つながってきましたか?

さあ、ビデオを視聴してください。ちょっと長いのですが・・・説明が下手で貴方の時間を使ってしまうことを許して下さいね。

 

ビデオで何名かの方達の感想を紹介しました。貴方の身体は何を感じていますか?

前回の講義と今回の講義の共通点は何でしょうか?

とにかく穀物抜きで、人間の食性にあった、命ある食べ物を、適切に摂取する。
これを3ヶ月チャレンジしてみてください。

 

実際は貴方がリーキーガットなのかカンジダなのかは関係なくやってみてもらいたいのです。本来の人間になれますから。

たったの3ヶ月、人間らしい食事ををしっかりと行うのです。

チャレンジが終わるとお米は食べてもいいですよ。いわゆる日本人らしい食生活を楽しんでください。
※ただし・・・お米も遺伝子組換えの作付けが始まるようですよ。今後はお米にも余程気をつけなければいけませんね。

 

 

これから貴方に起こること

ちょっと不安になるようなことを書いておきますね。
食生活を変えて行くと今まで感じていた不調は消えて行くことが殆どなのですが、新たな不具合を知覚するようになります。すると不安になります。これ、絶対に貴方の身にもおきます。

面白いことに、これが人間の生理的且つ根源的な性質なんですね。至って正常です。
沢山の不具合を同時に感じる能力は元々の機能としてないのです。

一番気になるところが先に癒えると次のものが知覚できるようになるということです。

ツービート(ビートたけし)のギャグで、足が痛くて歩けない人の足の痛みを一瞬で取り去る方法というのがあります。答えは目に【針を突き刺す】です。これは知覚の優先度合いの違いで起こる現象面をギャグにしたものです。
これと同じで、今まで1番だったところが癒えると、その次を知覚します。

肩が痛いとか腰が痛いとか…身体の色々なところで知覚する痛みについてですが、「痛み」そのものの正体は一体何でしょうか?実はしっかりと定義されていて証明もされています。
医師免許取得者や柔道整復師資格取得者は生理学で習ったはずですよ。
医師免許試験には、生理学からの出題はありませんから多くのお医者さんは忘れているかもしれませんけど。面白いことに、生理学の教科書には【痛み】の正体がハッキリ書かれているんですが、現役のお医者さんに『痛み』を問うと色々な答えが戻ってきたりします。たぶん、試験に関係ない話として生理学は忘れ去られるのかも知れません。それは僕達だって試験に関係ないことは覚えていませんものね。保健体育とかの内容って思い出せませんものね。

生理学の教科書は僕達のような一般人でも読めます(読んで意味がわかる)から興味がある人は読んでみると色々な発見があるかもしれませんね。

 

よくある例では以下のような感じです。

  • 長年の肩こりと頭痛が解消されると、昔のムチ打ちの痛みが出てきた。
  • 慢性の下痢は解消されたが、尿の出が悪い気がする
  • 腰の痛みが減少したけど、その分膝も痛い気がする

このようなことは癒えていく過程でよく起こることです。中にはこれらの過程が無く一気に癒える人もいます。
そこで大事なのは記憶をトレースすることです。不具合や痛みの記憶を遡って探ってください。解決の糸口が見つかります。

 

まあ、本来の食性にあったものをしっかり食べて、適度な運動としっかりとした睡眠を心がけて頂くと、段々と癒えて来るはずですから、途中で感じ始める不定愁訴は怖がらずに楽しんで頂く心の余裕を持ってくださいね。
腸内細菌群が整うと免疫ゴレンジャーも活発になりますし、ミトコンドリアも元気になります。そうすると不具合箇所がどんどん修復されます。最後に元気になるのが貴方です。

 

 

サプリメントを使う時の注意点

ビデオ内でも言ってますが、僕はサプリメントはあまり推奨していません。解らないからというのがその理由です。
しかしながら、使ったほうがよいと思う場面もあります。例えば出張続きで外食しかできない場合などです。ただし、合うか合わないか・・・これのテストが必要ですね。以下僕がサプリメントの乳酸菌を選ぶ際に注意している点を書いておきますね。

  • 製造会社に実績がある。
  • グルテンフリーであること。
  • デンプンなどで嵩増ししていないこと。
  • カプセルなどの素材にも気を使っていること。
  • 甘味料や添加物を使っていないこと。
  • 単菌ではなく多菌であること。

それらを満たす乳酸菌サプリメントを調べていくと、日本国内の有名所はほぼ全滅に近いです。
国内で探すならば、お医者さんに知り合いがいればBio3などを処方してもらうと良いかも知れません。薬局でも買えますが中身は多少違うと聞いています。
海外に目を向けると欧米には基準の高いサプリメントが沢山あります。これは皆保険制度がないので、予防という観点からそうなったのだろうと思います(定かではありません)
画像は僕が時々使っているものですが、必ずしも貴方に合うかどうかは全くわかりません。iHerbで買えます。

自分に合うかどうかの判断は2週間位の期間をみます。ここでは効果ではなく、不調に目を向けます。摂取しはじめて数日で感じる不調は一旦目をつぶります。2週間は便をよく観察します。
2週経って便の調子が良い状態と感じて気持ちよく出るようであれば問題無いと判断しています(あくまでも僕個人の話です)

追記—
自分に合う乳酸菌サプリでも、飲み始めにダイオフの症状が出る可能性があります。(『合うからダイオフが起きる』『合わないから不調になる』は判断が難しい)
いきなりガツンとくるとテンションが下がりますから、飲み始めは指定の分量よりも少なめに飲むことをお勧めします。国内モノは効果は全くありませんから良いのですが、海外モノは結構ガツンと来る強烈なものがありますから注意です。ダイオフに関してはビデオ内でも説明しましたが、人によっては強烈にきますから。

 

家庭で足湯をする時のちょっとした工夫

水虫の緩和方法をビデオ内でお話しましたが、より快適に気持ちよく行うためのちょっとした工夫をお伝えしますね。

水虫の足を重曹水(湯)に浸けておく際には、発泡スチロールの空き箱にポリエチレンビニールを被せて、その中に40度前後のお湯を入れて足を漬けます。
その際には天然ゴムまたはシリコン製の湯たんぽを放り込みます。湯たんぽには100度のお湯を入れるのですが手で持てます。(天然ゴム製かシリコン製ならばです)
それを足湯の箱に放り込んでおくと快適な温度が保てます。間違っても金属製の湯たんぽでは火傷しますよ。

そしてお湯を換えて、アップルサイダービネガーと生姜とレモンを入れたお湯を張ります。
同じように湯たんぽを放り込んでおくと快適です。

真夏以外はとても気持ちが良いので、水虫ではない方もフットケアとして行うとよいです。

やる時はイスと本を用意して、足を漬けた湯箱を毛布などで覆うと更に効果的です。

天然ゴム製の湯たんぽは近所の薬局で買えると思います。

 

 

参考リンク
※これを買えと言う参考ではありませんよ。見て参考にして自分でより良いものを探してくださいね。

上記はiHerbなどでも同じように検索してみてください。同じものでも値段が違いますよ。

 

復習はこちら

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アウトプットは自分の為に必ず行ってくださいね。

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    1. お金の成り立ちと宗教感
    2. 貴方のお金を奪うモンスターの正体~その1
    3. 働いたら罰金です!罰金天国
    4. お金を無力化する【ステルスモンスター】
    5. 『お金ができる仕組。銀行の詐欺システム』
    6. お金を増やすための絶対公式
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