仮想(暗号)通貨8 パラダイム・シフトが必要

2017年は暴落と言って良いほどの変化率からはじまりましたね。

報道にによりますと、人民元の対ドルレートの上昇と当局の規制が企業だけでなく個人に対しても強化されるという憶測などがマークアップされています。

自国通貨への信任という点で、外貨への逃避が進む中国では仮想通貨への注目度が高いのでしょうね。

この辺のニュース(日付を見て他のソースも探ってくださいね)

日経新聞社の報道内容

日経新聞社の報道内容

 

このような急落場面でも前回の講義でお伝えしたように、時価総額をしっかりと見て判断すればパニック売りを見て不安になることはありませんね。

1016年末にはマウントゴックス時代の高値を初めて超えて推移をしていましたから、一般の人たちも「ビットコインって儲かるらしい」という風潮がでてきていた矢先の急落ですからね。相場慣れしている僕達にとってはニヤリとする局面です。

 

もうなのかまだなのか?

もう始めている人とまだ始めていない人に分けると、始めていない人からは「今から買っても間に合いますか?」と言う趣旨の質問を受ける事があります。
この質問に対して貴方だったらどう答えますか?
僕はこの問は答えにくいです。何故と言うと、そもそもまだ始まっていないと思っているからです。「今から買っても…」と言う聞き方の心理的背景には、値上がり益を狙う投機的な思惑が見えませんか?そうすると「いつでもいいじゃん」というのが答えになる気がしますが、もし本当にそのような言い方をすると、「丸本は性格が悪い」となるでしょう。
仮に1BTCが20万円であれ100万円であれ、将来を見据えて【資産の一部】と見なして現有現金の一部をビットコインで保有を考えて割安と思うのであれば持てば良いだけです。
未来を考えるのか一時的なレート変化を狙うのかは似ているようで全く感覚が違います。

 

何故ビットコイン(仮想通貨)という概念がでてきたのか?

これはこの勉強会で学ばれている貴方は答えられるだけの知識を持っているはずなんですよ。時代と共にお金は軽くなります。近代で見ても貨幣→紙幣(兌換)→紙幣(信用)と変化したんですよね?
兌換紙幣は文字通り金や銀が裏付けですが、信用紙幣は債務が背景で作られるんですよね?

兌換紙幣も信用紙幣も基本的にはローカル流通と相性が良かったわけですが、ネット普及と共に国を跨いだ情報の決済には向きません。また、少額の決済に関しては送金手数料が占める割合が高くなりますから、ちょっとした少額の流通には不向きです。

例えばですが、ユニセフなどの寄付金の受付が盛んにPRされていますね?何故あれが本当に困った人の手に渡らないかです。表向き寄付送金者からは送金手数料を取らない見せかけのものもありますが、国際金融資本は甘くはありません。「数十円で途上国の子供にワクチン」などとコマーシャルしていますが、数十円を送金する手立てがないのですから、そこで善意の送金から手数料を抜くビジネスなんです。なんだかんだとカラクリを使って鞘抜きをしますからね。まあ、不透明極まりない鞘抜き利権ネットワークです。この勉強会では国連系の団体が絡む仕組みについては非推奨ですが。

最近ではお金が出来る仕組みに関して「おかしいな」と気がつく人が増えてきました。お金が借金から作られるという概念が解り始めてきた人が増えてきましたね。でも恐らく全体の1%の人しかしっくりとはこないでしょう。お金に対する信奉は根強いですからね。

理解度がどこまであるかは別として、そういった今までの概念に対して変化の必要性と必然性を感じている人たちと、よくは解らないが新しいものが好きでなんとなく面白そうだと思う人が牽引している状態が今の仮想通貨市場だと思うのです。

 

何が新概念なのか?おさらいと仮想通貨(暗号通貨)の概念のまとめ

発端はナカモト論文「ビットコイン:P2P電子マネーシステム」たった9ページの論文。以下一部抜粋
☑インターネットでの商取引は、ほぼ例外なく、信頼できる第三者機関、つまり金融機関に頼っているのが現状である。・・・インターネットの特性上、金融機関は常にトラブルに見舞われる危険性があるため、完全に非可逆的な取引を扱うことができない。金融機関が、これらのコストや仲介手数料を上乗せすることによって、少額取引の可能性が失われている
☑必要なのは、取引相手が信用できるかどうかではない。必要とされているのは、暗号技術に基づいた電子取引システムである。これによって、取引を希望する2者が、第3者機関を介すことなく直接取引をすることができるようになる

【仮想通貨が必要とされた背景】

仮想通貨を作る上で最も難題とされたのが2重使用(故意の不正も含む)です。デジタルですから理論上はいくらでも複製可能なわけです。
これはリアル通貨でも同じですが、印刷技術の進歩によって本物と見紛う程の偽札が作られて実際に流通しています。そうなるとその通貨に対しての信用はなくなってしまいます。それと同じで、【唯一無二】であることが電子通貨にも必要な条件であり、尚且つ価値が担保されなければならないのです。
現実の流通を見ると、インターネットの普及で個人レベルでもデジタルコンテンツを海外から買ったり売ったりする時代になりました。そこにビジネスが発生したわけですが、決済の手段が追いつきません。銀行からの海外送金では、日付の違いや送金中のスポットレートの変動により、様々な弊害が発生します。特に送金額が小さい場合には、対手数料の問題は無視できません。
そこでECサイトではクレジットカードを使った決済が主流となりますが、実際は一回の取引で3%から5%の手数料を徴収されています。一見すると消費者側は手数料負担がないように見えていますが、現実的には手数料を嫌気する売り手側の売値調整で底上げされているだけです。

つまり…

  1. インターネット流通と相性の良い決済手段がないこと
  2. 従来型の銀行送金やクレジットカード決済では、少額商品に対する需要を満たす事ができない

大きくはこの二点が重要な背景です。

 

【ビットコインの特徴】

「必要なのは、取引相手が信用できるかどうかではない。必要とされているのは、暗号技術に基づいた電子取引システムである。これによって、取引を希望する2者が、第3者機関を介すことなく直接取引をすることができるようになる」
ナカモト論文にはこう書かれています。これが実現すると、第三者機関(銀行・クレジット会社・決済会社(ペイパル等)へ支払う隠れコストが不要となり、少額決済が可能となり、経済発展につながるということです。

ビットコインは何処かの企業が開発して管理しているものではありません。ナカモト論文に基いて多くの研究者が構築したシステムの組み合わせで運用されています。イメージしにくいかもしれませんが、オープンソース開発のLinuxやSolaris等と同じ仕組みです。更に面白いのは、システムダウンを前提に構築されていることです。P2P技術を基幹に構築されていて、どこかの中央サーバーに管理されるという従来の考え方ではありません。故にクライアント端末同士が暗号キーによって互いに認証作業をし、取引データの検証を行います。

 

【ビットコインはハッキングが怖い?】

これまでマウントゴックスのハッキングによる破綻…とショッキングな報道がされ、その後も色々と問題視されたのは記憶にあると思います。
しかし・・・ビットコインがハッキングされたわけではありません。ここを読み違えるといけませんね。

マウントゴックスはそもそもビットコインの取引をしていたのかということです。あそこで被害にあった方たちは、マウントゴックスに日本円を入れていた方たちです。ビットコインレートをピコピコ生成していたのがマウントゴックスであり、プールされている日本円がハッキングによって抜き取られたのが事件の真相です。おそらくは自作自演です。

その後も取引所がハッカーに狙われたりしていますが、ビットコインそのものを狙うハッキングではなく、ビットコインを買うために顧客が入金したお金が対象となっています。

 

よく考えてみるとわかると思いますが、ビットコインの取引はオープンにされます。決済のたびに今までの履歴と紐付けされてデータ蓄積されるわけです。
すると、個人ビットコインそのものを天才ハッカーが狙うには労力に見合いません。ガッツリとプールされたものを抜き取るならばまだましですが、その痕跡は後々まで残りますから、使い勝手は悪いのです。ところが、取引所そのものを狙い、対象が日本円だったり米ドルであれば、一旦成功してお金を抜き取る事ができれば、ハッカーとしてもやりがいがありますね。(笑)

取引所とは、簡単に言うと両替所です。ビットコインを運営する側ではなく利用する側です。

彼らにとって、ビットコインとはあくまでも「売り物」です。「システムが脆弱」というのは、「両替所(お店)」である取引所の脆弱性のことであって、ビットコインそのものの脆弱性ではないのです。 2016年6月に「第2の仮想通貨」と期待されているイーサリアム、8月は香港のビットコイン取引所から、資金流出事件が起きていますが、どちらも仮想通貨のシステム自体ではなく、両替所や資金集めのために組んだファンドがハッキングされました。 仮想通貨の事件はその周りで起こります。

 

備えるならば両睨み

小額決済解禁に向けてビジネスを考えてください。
世界に目を向けて考えるんです。特殊なことではなく、貴方の日常のちょっとしたノウハウが地球の何処かの誰かに役立ちます。
【鳥小屋の作り方でもいいんだよ】キッキオフの時に言っていたのを覚えていますか?勿論これはただの例ですが。

日本円価値で100円とかでも良いかもしれませんね。たったの100円でも途上国の人たちからみると大金です。ですが、数を考えると途方もない数字になったりします。しかも既存の通貨は切り下げ方向で競争していますから、ビットコインを初めとした仮想通貨で少額決済ビジネスを準備するのはとても将来性があることだと思いますね。

 

今現在ビットコインに注目を寄せている人たちは、あくまでも【値上がり】を狙っていると思います。つまり既存の概念からは出ない思考です。
もし本当に仮想通貨が現在のマネーシステムの一端を崩すことになった場合は、既存の概念ではなく、新たな概念に置き換わります。その時には自国通貨に両替して使うという考えはなくなっているかもしれませんね。

つまり、価値の概念自体が変わるかもしれないのです。

 

多くの人に役立つ可能性がある日常のライフハックを流通させる準備をすると良いかも知れませんね。
準備をした人だけがちょっとした不労所得の可能性が生まれますね。
どうか想像力を豊かにして未来に目を向けて全身全霊をあげて考えてみてください。

この一連の講義で僕があなたに伝えたかったことは、安易な仮想通貨トレードではないってことです。
むしろ仮想通貨を受け取れる側に立つことを考えてもらうと良いと思います。その準備過程ではドルコスト平均などで無理のない下地を作って行くことですね。

正直どの仮想通貨ブランドがスタンダードになるのかはわかりませんが、受け取り側に回る準備は無駄になりませんから。何が来たって良いじゃないですか!幸いなことに時価総額は常に確認できますからね。

自分自身がパラダイムシフトを起こす必要があります。

 

 

受講のお礼

仮想(暗号)通貨の一連の講義は一旦これでおしまいとなります。(が)
新たなトピックがあれば不定期で追加していきます。

ありがとうございました。

 

【復習】

今回理解したことや感想や自分の気付きをアウトプットしてください。
これは自分自身の為に行うものです。送信控えが貴方のメールボックスに届きますから、確実にフォルダー分けして保存してください。
調べたことなども添付すると自分の為になります。

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