じわじわ殺されない講義7 専門バカに騙されるな

世の中には沢山の専門家がいます。

学問が体系化されているからなんですよね。

例えば
経済学は世の中の経済の巡りを研究し体系化し豊かになるための学問です。
経営学は会社の経営のイロハを研究し、健全な企業経営を営むための学問です。

では聞きますね。
経済学者の言うとおりにして豊かになれるでしょうか？
経営学者の言うとおりにして会社経営が上手になれるでしょうか？

もしそのとおりであれば、経済学者やその権威である教授は素晴らしい富豪になれるでしょうし、そこで学んだ人々は豊かな人々ですよね？
もしそのとおりであれば、経営学者やその権威である教授は素晴らしい経営者になれるでしょうし、そこで学んだ人々は素晴らしい経営者になっていますよね？

幸せな国民生活を達成できない政治学。
平等とは全く程遠い法学。
危機管理が全くできない（処理方法さえもわからない）核物理学。
ケミカル主体で一時的な収量で考えて結局は自然を破壊する農学。
全く的を得ず心が荒んでいく心理学。

そんな専門バカにいつまで騙されますか？
専門バカを加害者のように書いてしまいましたが、本当は専門バカも被害者なんですよね（笑）

世の中の事象には関連しないことは何もないのです。

海洋汚染は山を壊し人間の都合で勝手に土を耕すからです。
山を切り開き造成し、雑木林を開いて針葉樹を植え、開墾して農地にしてその土地に合っていない作物を植え化学肥料を撒き散らす。
そして沿岸では工場からの排水と勝手な護岸工事で海岸線の形を変えてしまう。

つまり海洋汚染や漁場保全を考えるならば上流から考える必要があるということです。海の問題は海よりも上流から考えるってことです。
工場経営者とか護岸工事の従事者は自分たちが海洋汚染の一端だと認知しているでしょうが、農業従事者や林業従事者でそのことを感じている人はとても少ないのが現状だと思います。

こういったつながりを考えず、各専門家が勝手な理屈をこね回して全ての生態系が壊れていくのです。

専門バカの言うことを鵜呑みにすると駄目なんですよ。今後の世の中は我々のような庶民が幅広く考えられる頭を持つ必要があります。
どこかの偉い教授よりも貴方の方がきっと聡明に真実を捉える事ができるはずです。

さて、貴方のことを一番知っているのは誰でしょうか？

貴方ですよね？

では自分に興味を持って自分自身をしっかりと観察していますか？

先程の海洋汚染の話と同じで、貴方に出てくる症状を考える時は、経路を辿って上流から疑っていき、患部の周辺も観察する必要があります。

例えば【痔】
痔を単なる肛門の病気と考えると解けない謎になります。
一生懸命ボラギノールなんか塗って一時的に症状を緩和させてもまた繰り返します。

外科系が強い【痔専門医】に相談すると『切りましょう』と提案されます。
内科・消化器科が強い【痔専門医】に相談すると消化器経路を検査してくれます。
漢方医に相談すると気脈も血脈も診てくれます。多くの場合は瘀血を指摘し、甘いものを避けるように指導され、煎じ薬が処方されます。（効くとは限りません）

もし貴方がおつきあいするお医者さんを選ぶならば、幅広い分野を独自に勉強し、つなげて考える癖を身に着けた方を選ぶようにしましょう。そういうお医者さんは貴方の目を診て手を触って診断してくれます。貴方の生活についても質問するでしょう。
大概はどこの街にも風変わりなお医者さんはいます。
薬や注射を安易に使わずに生活面の指導をしているお医者さんで、割りと貧乏そうに見えます。それもそのはずで、そのやり方だと医療点数が稼げません。
そういうお医者さんは予防接種などもやってくれません。予防接種を患者が求めるとお説教をして追い返すようなところもあります。

小児科などで有名なのは東京吉祥寺の真弓小児科医院。残念ながら高齢の為廃院になりましたが、その診療方針に共感して自らも方針を変えたお医者さん達は結構沢山います。

因みに当勉強会会員にも薬を使わない治療をスタンダードにしようと計画を立てているお医者さんがいます。分野は重度の認知症の方が対象ですが、結果的に複合的な症例も改善していけると思っています。2030年までに形にしようとしておられます。計画を立てていく際に僕も助言をさせて頂きました。（僕もワクワクしています）

さて、貴方の肉体に起こること、その時どうするのかを考えるヒントとしてヒポクラテスの格言を紹介します。

「食べ物で治せない病気は　医者でも治せない」

「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく

「人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている」

「人間がありのままの自然体で自然の中で生活をすれば120歳まで生きられる」

「病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない」

「私たちの内にある自然治癒力こそ真に病を治すものである」

「食べ物について知らない人が　どうして人の病気について理解できようか」

「筋肉を充分に使っている人は病気に罹りにくく、いつまでも若々しい」

「満腹が原因の病気は空腹によって治る」

「月に一度断食をすれば病気にならない」

「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」

「病気は人間が自らの力をもって自然に治すものであり医者はこれを手助けするものである」

「賢者は健康が人間の最高の喜びと考えるべきだ」

「すべての病は腸から始まる」

「健全なる体を心掛ける者は完全なる排泄を心掛けねばならない」

「病気は食事療法と運動によって治療できる」

「病人に食べさせると病気を養う事になる。食事を与えなければ病気は早く治る」

「心に起きる事はすべて体に影響し　体に起きる事もまた心に影響する」

ヒポクラテスは紀元前460年頃の人だと言われています。上記格言は全てがヒポクラテスが言ったのかどうかは疑問が残るところがあるのですが、きちんと言い当てていると思いませんか？
ヒポクラテスに限らず大昔の学者は幅広く物事を捉えようとしています。ヒポクラテスと同年代に活躍したソクラテスやアリストテレスなども、宗教・哲学・歴史・自然等の幅広い分野を研究し、現代の科学の基礎を説きました。つまり専門バカではないってことです。もちろん彼らが説いたことにも多くの間違いがあり、それらは後の学問によって正されてきました。

つまり、彼らを手本にするならば、学問とは区分けされて専門的に学ぶものではなく、幅広くつなげて考える必要性があるということです。そしてもう一つ大切なことは科学も学問も間違えるということです。
間違いに関しては自然の摂理に合っているかどうかを考察することである程度は防げますね。

さて・・・
今日は消化プロセスに関してザクッと理解しましょう。難しく考え込む必要はありません。シンプルに理解しましょう。
この理解の有無で【食べ合わせ】を考える事ができます。
最悪とも言えるのがバイキング食です。最近ではビュッフェ形式というのですかね？元を取ろうとして最後にフルーツとケーキを全種類食べようとする人が如何に多いか！（という僕も以前はそういう食べ方をしていました）子供さん達は最後にゲロ吐いてます（笑）中には親御さんが『最後にオレンジジュース飲んでおきなさい』なんて言う場面を見かけたりします。

これらが如何に駄目なことなのかを理解する必要があります。駄目なだけならばまだましですが、重篤なダメージを与える可能性もあるのです。

今回の講義では非常に単純化した図を使いましたが、本来はもっと複雑なプロセスであることは気に留めてください。貴方が学者になるのであればこの説明では不十分極まりないのですが、日常の一般人レベルでの理解としてはハイクラスの理解が得られるでしょう。

理解のポイントは膵臓さんが迷わないようにすることです。つまり複雑な食べ方をしないのが大切なんです。

現代栄養学では1日30品目と言ってますが、そんなことしていたら身体がおかしくなります。専門バカの言うことを鵜呑みにしないで考えてみてください。
人間は氷河期を乗り越えて生きています。「氷河期に何を食べたんですか？30品目もないといけないんですか？」栄養士でこの問いに答えられる人は100人中に一人いるかどうかです。

次回講義ではこの辺のところをもう少し違う観点から掘り下げますね。それからその過程でフッ素の話をせざるを得ません。
事前に伝えておきますが、フッ素加工の調理道具やフッ素入り歯磨きはできるだけ早く処分してくださいね。次回講義で吐き気を催す可能性があります。

それと・・・課題ではないのですが、ビデオ内で紹介した人体実験をやる方はレポート頂けると嬉しいです。ただ、身体が調子悪くなっても知りませんよ！

オマケ講義

放し飼いの地鶏についてですが、僕が購入しているところを一箇所紹介します。

時々購入している放し飼いの地鶏なんですが、皆さんにも一度味わって欲しいと思っています。
別に何処の地鶏飼育屋さんでも構わないのですが、こういう鶏肉とスーパーで売っているブロイラーを食べ比べてほしいと思うのです。
放し飼いの地鶏の場合は、

肉質はとても硬くジューシーです。
食べるとアゴが疲れます。
関節周りの筋や腱がしっかりしているので、関節を外すのが大変です。
骨が非常に固く手羽先なども簡単には折れません。
皮が非常にしなやかで厚みと弾力があります。

何が言いたいかはわかりますか？
人間も同じだと思うのです。現在の社会システムで給餌されている一般人はフニャフニャでブヨブヨ、命あるものをそのまま食べている人は骨も皮も関節も丈夫だと思いませんか？貴方はどっちですか？

シンプルな調理例です。驚くほど旨いですよ！！

手羽先とぼんじり（尻尾です）塩焼き（スーパーの手羽先と比べて食べるとまるで異次元かと思うほど違うことに気が付きますよ）
シャモのもも肉は塩焼き（塩だけで十分すぎるほど旨いです）
モミジのもも肉はバターソテー（モミジは肉質が固く脂も多いので、あえてグラスバターでじんわりソテーし、最後に少しだけお醤油で香り付け）
肝（レバー）、ハツ（心臓）、ズリ（砂肝）はニンニク（無農薬無肥料）とグラスバターでじんわりとソテーし、最後に七味少々で香り付け
白菜の古漬け（ちょっと酸っぱくなった自家製の白菜漬け）
瀬戸内の無農薬無肥料のレモン

明日は上記写真にある鶏ガラでスープを作ります。胸肉や手羽元はそのスープで水炊きにして頂こうと思っています。
それは次回講義内で紹介しますね。

ポークアンドチキン江田島（広島）
〒737-2111
広島県江田島市江田島町切串三丁目10-21
TEL　0823-43-0567

http://p-and-c-etajima.com/

注文はホームページからできないので、電話してください。
その際には『ダンバラの丸本の紹介だ』と伝えるとスムーズです。
クール宅急便で送ってくれます。

僕は子供を連れて実際に行って農場を見学してきました。
ここが最高だとは言いません。日本全国に同じように頑張っている養鶏家は沢山いると思います。貴方の地域にもあるかも知れませんよ。もし見つけたら訪ねてみてくださいね。

復習はこちら

感想や貴方が思ったことを送っていただくと励みになります。また質問などはどんどん書いてください。後の講義にできるだけ盛り込んでいきます。
アウトプットは自分の為に必ず行ってくださいね。