第5話 Coolに暖める?
世の中には何故か真逆になってしまっている説が沢山あります。
今回の話もそういった内容ですが、やれば誰でも簡単に高成果を実感できる内容です。
ただし、世の中で言われる“常識的な見解”とは真逆ですし、実行するのは簡単でも継続するには多少の忍耐を必要とします。
【スタート&継続】に当たっては今の時期(この記事は10月1日に書いています)が最適です。夏に始める方がよいとの意見もありますが、夏に始めるとぬるいので成果を感じるまでに時間がかかります。ベストに近いスタート時期として紹介します。
実行にあたっては多少の注意点がありますから、しっかりと音声を聞いて全貌を把握および理解してください。やるべき事はほんの数行で説明でき、子供でも実行継続できるほど簡単です。恐れないでください。
Section3ですが、この時期のスタートが最も効果的ですから、全体公開します。(10月1日)
チャレンジしてみようと思った方は以下を注意してください。
心疾患などの疑いのあるかたや血圧降下剤やコレステロールを下げる薬を飲んでいる方は慎重に。
敢えてここにヒントを書いておきますが、血圧降下剤もコレステロールをコントロールする薬はビッグファーマのドル箱でした。
「でした」は過去形です。日本でも約60年前位から血圧とコレステロールに数値基準を決めて病気の有無を定義しました。
故に基準値を引き下げれば売り上げが上がる訳です。(基準値は何度も改訂されてきました)現場のお医者さんも大変だったと思います。
しかしながら、この一律的な基準でどれだけの人が【病気】として薬を飲まされたのかを考えると恐ろしくなりますね。
因みにコレステロールに【善玉】【悪玉】という区分の用語を作ったのはNHKだそうです。
NHKってどこまで悪辣なんでしょうか!
そもそも血圧もコレステロール値も個人的に閾値が違います。
血圧は加齢と共に上昇するのは自然の摂理として当然です。
それは加齢と共に随所の細胞数が減り水分が減り弾力を失うのが正常なのですが、それでも全身に新鮮な血液と酸素を供給するために自然に圧力を上げているのです。
細胞レベルで調整機能を保つにはナトリウムとカリウムのバランスが重要です(ナトリウムとカリウムでスイッチのオンオフを行います)その細胞に必要な栄養成分と酸素を届けるのは血管を通る血液です。
したがって質のよい塩からナトリウム摂取し、命ある野菜や海藻などからしっかりとカリウムを摂取し、その他のミネラルもバランスよく補給しなければなりません。補給だけでなくしっかりと排出もしなければなりません。
ナトリウムとカリウムは常に外界から取り入れて入れ替える必要があるのです。
コレステロールは血小板と共に体内の傷の修復に必須ですし、ホルモンとの深い関係もあります。
高齢者に低コレステロールの食事を続けさせるとあらゆる身体機能が弱って慢性病のデパートみたいになります。
新鮮な卵をたっぷり食べて野生に近いものの動物性脂質はたっぷりとるべきなのです。(質は厳重に選択する必要があります)
歳をとると筋力が落ちます。特に足の筋力は重要です。
音声内でも触れていますが、少し補足しますね。動脈で押し出す力と静脈の吸い上げる力を持ってしても足先に落ちた血液を戻すのは大変です。
しかし、体はよくできています。左の絵は静脈の弁が働く様子がよくわかると思います。この弁の作用(逆止弁・・・一方方向に流れを抑制する)で足が動くたびに血液が心臓に戻される仕組みが備わっています。歩くことの大切さがわかりますね。
血圧悪者説とコレステロール悪者説は崩れました。
最新の科学と伝統的に継承されてきた知識では、病的な肥満や他の要因の慢性疾患がある場合を除き、「血圧もコレステロールも心配する必要はない」とされています。
面白いことに、今年(2015年)日本動脈硬化学会が見解をただしました。
http://www.j-athero.org/outline/cholesterol_150501.html
何度も読まなければ分かり難い表現ですし、ちょっと違うところもあるのですが(笑)
さて、一緒に考えてください。
立ち眩みが多発した中野さんですが、最寄りの病院に相談したらどうなったでしょうか?
音声内で中野さん自らが告白していますが、元々低血圧と指摘されていましたから、頻発する立ち眩みを相談すれば間違いなく投薬されたと思います。
低血圧で立ち眩みなどの症状の場合は、リズミック、エホチール、メトリジン、ジヒデルゴットなどの名称の薬が処方されると思います。
ではこれらの薬の副作用は?そしてその薬で治すことができたでしょうか?
僕が中野さんに言ったのはほんの20秒の指示です。
そして彼女が行った事は入浴の際に水を浴びること(特に手足を手中的)だけです。最初の頃は「風呂上がりに足に水をかける事から始めろ」と指示した記憶があります。わずか3ヶ月で劇的な改善をもたらしています。
以前の話で、「足が浮腫む」と言っていた松永さんが病院に行くと何が処方されたでしょうか?
彼の場合は水分の取り方と塩の摂取の仕方をアドバイスしただけで改善しました。
この違いを知った貴方は自分の体の不具合を感じた際にどう考えてどう行動しますか?
体からのシグナルは素直に受け取って、まずは自身を振り返ってみる必要を感じませんか?
現代医療や薬のすべてを否定する訳ではありません。
救急救命の場合の昇圧剤などは素晴らしい成果をもたらすことを知っていますし、現代医療の検査技術は素晴らしいです。
しかしながら、現代の医療システムは現場の医師が忙しすぎます。
医師はひょっとすると一番の被害者かもしれません。ベルトコンベア方式の診療。年中情報がアップデートされる学会への出席。さらには食事指導や生活指導をしても一銭にもならない医療点数システム。画一的な診療の電子カルテ、ビッグファーマ中心の研究やビッグファーマ関与の学会など・・・制度的弊害が問題だと思いますね。それらはすべてお金で紐付けできます。
更には受診する側の無知がこの構造の歪みに拍車をかけます。
体からのシグナルを悪としてとらえるのはいつも患者です。「先生、治してください」「痛みをとってください」自らを正そうともせずに他力本願。更には自己判断で勝手にドラッグストアで薬を買いまくり飲みまくる。
無知を棚に上げて調べようともせず、結果だけど先追いし、即効性の効果を求める。過去の僕もそうでしたが、そのように洗脳されているとしか思えません。
医療を否定したり批判しても何も生みません。
日常的なちょっとした身体的不具合や慢性的な症状に関してのアプローチは、もっと自分の調整力を信じた方が良いですね。それは歴史的に考えたり自然であるかどうかを考えればおおよその見当はつきます。
外科的不具合や急性感染、一刻を争うような症状のものを除いて、もっと体のシグナルに目を向けた方が良いです。人生を楽しむ為にも。
今回提案した「Coolに暖める」は以下のような効果が実感できるでしょう。
- 寝付き寝起きなど、睡眠の質の改善
(交感神経と副交感神経のスイッチの感度が上がる) - 肌の質感(2ヶ月~3ヶ月)
(皮膚が外的刺激(温度差)に対して鋭敏になり引き締まる) - 血圧の数値の適正化
(血圧の閾値は個々で違います。正常化に近づいて行きます) - 冷え性の改善、血行の改善、寒さに強くなる
(外的温度変化に機敏に反応できるようになります) - 生理機能の向上(男女)
次回は体のバランスを発揮する方法です。腰が痛い人や膝が痛い人(僕も若い頃膝を壊している)は改善できる方法をお伝えします。お楽しみに。
感想や質問をお願いします。今後の講義に役立てます。