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FXの税務申告に関わる深刻なヒント
FXや先物などは税制上不利な点があります。上手に申告しましょう。
ここでは幾つかのヒントを載せておきます。
ただし、ここに載せた内容に関してはあくまでもヒント程度に考えてください。
ご質問に答える資格を有していないことをご理解下さい。(なので質問しないでね)
また、法解釈に関しては確定的ではなく、担当税務官によって解釈が異なっていたりします。(現実的に税務署に問い合わせしても異なる見解が出てきます(大笑))
FXに関わる必要経費を計上できる経費(個人の場合)
小額でもきちんと領収書を貰い、しっかりと帳票を出しましょう。
申告時に書類提出することで利益から費用経費分を引くことが可能です。
- 売買手数料、振込手数料。
- 通信費(プロバイダ料金、電話料金、郵送代など)
- FX関連書籍・雑誌などの購入費
- FX関連セミナー参加費用やそのための交通費
- FX関 取引のためにのな会議の費用(飲食代など)
- FX取引のソフト、情報商材など
振り込みの控えやクレジット決済を行った際の控えとその時の内訳を経費としてまとめて出してください。(要は証明となるものをきちんと揃えること)
ただし、必要経費として認めるか否かはオカミの判断によります。
この辺が担当税務署(担当税務官)によって違います。
尚、法人の場合は事業となりますので、上記の経費枠よりも大幅に枠が広がります。
例えば、事務所として自宅の一室を使った場合なども、自宅の家賃の一部を経費として処理できたり、法人名での車の所有なども可能になります。
また、法人の場合は事業所得となるので、他の取引(例えば株など)との損益通算も可能ですし、役員として家族を入れ、給与として払い出すことも可能です。
- 法人の場合、利益が800万までが30%で、800万超は40%の税率です。
※ここで言う利益は取引の利益ではありません。あくまでも事業として決算した場合の利益です。かみ砕いて言えば、FXの取引で800万あったと仮定して、自分に300万の給与、家族に200万の給与、年間家賃100万円、その他経費が201万円の場合は、申告は赤字になりますね。
両建て節税法
2014年の11月に確定利益が既に100万円あったと仮定します。
このままでは100万円の利益を申告する事になります。
そこで、適当なところで適当な枚数を両建てします。
例えば、100円で10万通貨を両建てします。(売り10万通貨・買い10万通貨)
そして年内にレートが110円になったとすると、
買いポジションが+100万円
売りポジションが-100万円
その時に売りポジだけを損失として確定し、瞬時にまた10万通貨の売りポジションを建てて両建て状態に戻します。
そして年が明けてから売りポジ買いポジ共に同時に決済します。
これですと、2014年は
確定利益100万円
確定損失100万円 — ※これで申告すべき利益は0円となります。
明けて2015年は両建てを解消しても100万円の利益を繰り越せた状態になります。
税の仕組としては、2014年12月末までに確定した損益を1015年の確定申告に使います。
注意点として、値洗いする業者はこの手は使えません。
参考
外為オンライン
決済によって1年間に確定した売買益が課税対象。
年を越したポジションの含み益(未確定損益)に対しては、スワップ金利を含めすべて課税対象外。外為ドットコム
決済していないポジションの評価益(含み益)、スワップ金利の評価益(含み益)は、課税対象外。
決済によってスワップ金利の利益が確定した場合は課税対象。ワイジェイFX(YJFX!)
決済によって1年間に確定した売買益が課税対象。
年末における含み益等、未実現利益は非課税。
但し、スワップ金利については金額が確定している為、ポジションの決済・未決済にかかわらず課税対象。
課題対象ではありませんが、感想は嬉しいです。